『看護教育』50巻記念
卒業生に贈る言葉
山田 里津
1,2,3
1二葉看護学院・一葉福祉学院学院
2日本看護学校協議会
3元三井記念病院高等看護学院
pp.6
発行日 2009年1月25日
Published Date 2009/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101098
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- 文献概要
阿部俊子さん,お元気なあなたを見ていますと,“人間ってすごいなあ”の一言につきるのです。あなたと私は昭和61年の出逢いから,もう二十年になりますね。三井記念病院高等看護学院の入学試験の日も一際光っていました。面接ではすでに「(将来)外国で学びたい」と述べておられたこと,よく覚えています。在学中は,講師たちから「一人変わった学生がいますね」という評判をよく聞いていました。看護学生って一般におしとやかですが,何かに挑戦してキラキラと輝いているその姿勢というものは,教師には見えるものです。私も,講義のたびに廊下寄りの後方席で,足を踏ん張ってノートにむかっているあなたが気になっていました。
そう,あなたは気になる学生でした。
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