特集 さまざまな看護管理教育
神奈川県立看護教育大学校―魅力的な看護管理者の育成
綿貫 克子
1
,
上田 規子
1
1神奈川県立看護教育大学校看護管理科
pp.451-456
発行日 1993年11月15日
Published Date 1993/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900206
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はじめに
神奈川県立看護教育大学校は,看護に関する高度の専門的教育を行なうための施設として,1975(昭和50)年に開設された.看護管理者教育を1992(平成3)年度(17回生)までは,看護管理課程として,学生定員20名,教育期間3か月で行なってきた.
しかし近年,看護管理者の育成と教育内容の充実についてのニーズが高まり,ゆとりある教育がとなえられる中で,看護管理課程の教育期間,内容,学習形態,定員の見直しを行なう必要性が生じた.その結果,1992(平成4)年度から教育期間を3か月から4か月の集中型と,職務を続けながら学ぶ8か月の断続型(週2日)に分け,定員を20名から30名に増員するとともに,カリキュラムも看護管理者に求められる知識・技術を整理し,組み直しを行なった.またその結果,看護管理実習の充実を図る目的で,実験時間を40時間(5日間)から80時間(10日間)とした.さらに卒業時には各自の看護管理論をレポートし,発表会を開催できるよう計画した.
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