専門看護をめざす卒後教育のスタート
神奈川県立看護教育大学校における専門看護教育—Ⅱ.人工透析看護課程
大谷 昌美
1
,
平田 満子
1
1神奈川県立看護教育大学校
pp.250-255
発行日 1977年4月25日
Published Date 1977/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907087
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はじめに
神奈川県立看護教育大学校における専門看護教育シリーズの2回目として,人工透析看護課程の教育概要を報告したい.
本コースの概要は,すでに誌上紹介しており,本校におけるコースの位置づけやコース設置の背景および50年度実施カリキュラムの骨子については,前月号の本誌および“看護”Vol. 28 No. 3をご参照いただければ幸いに思う.本稿においては,なるべくそれらとの重複を避け,できるだけ教育の観点からまとめてみたい.しかし,透析医療における看護の役割のうけとめ方が一様でないために,前回の小児看護課程をはじめ他課程との異なる問題点がいくつかあり,カリキュラム作成にあたっては当然それらを考慮しなければならない.
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