特集 DNP(Doctor of Nursing Practice)の可能性
DNP養成課程の紹介
—【コラム】—国際医療福祉大学大学院のDNPコースに在学中の看護管理者から
奈木 志津子
1
1島田市立総合医療センター
pp.781
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202753
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DNPコースへの進学理由
私は皮膚・排泄ケア認定看護師として,組織横断的な活動を行う中で,問題解決力や論理的思考を身に付ける必要性を感じ,修士課程に進学した。修了後は病棟看護師長としての看護管理業務と認定看護師としての業務を両立させることとなり,役割葛藤を感じながら自己の看護を模索する日々であった。
その頃,元上司である静岡県看護協会松本志保子会長から「福井トシ子先生の国際医療福祉大学大学院のDNPコースで学びを深め,地元島田市の看護に変革をもたらしてほしい」と受験を勧められた。また,看護部長からも「地域と看護連携を進めていく力を持つ人材がこれからの時代に必要なため,進学を検討してはどうか」とアドバイスを受けた。しかし,私のキャリアビジョンには博士課程進学はなく,PhDとDNPの違いも分からない状態であり,声をかけていただいたことは光栄だが,困ったというのが正直な気持ちであった。
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