巻頭 大学院で学ぶ看護管理学 現場の実践から新たな「知」を生むために ・3
聖路加国際大学大学院
吉田 千文
1
,
佐々木 菜名代
2,3
,
横山 映理子
4
1聖路加国際大学大学院 看護学研究科 看護管理学領域
2川崎市立多摩病院医療安全管理室
3川崎市立多摩病院看護部
4聖路加国際大学大学院 看護学研究科 博士前期(修士)課程
pp.169-173
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200656
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大学院および領域の特徴や魅力について,教員からご紹介いただきます。
本学の歴史と理念
本学の歴史は,米国宣教医師のルドルフ・B・トイスラーが1920年に聖路加国際病院附属高等看護婦学校を設立したことから始まります。彼は,日本の看護の水準をあげるために看護指導者育成を始めました。校長に,米国の看護師卒後教育機関Teachers College,Columbia Universityで病院経済学コースを修了した看護指導者,アリス・C・セントジョン女史を迎え,レベルの高い看護教育を行いました。
その後,本学は聖路加女子専門学校,聖路加短期大学を経て1964年に聖路加看護大学となり,1980年に大学院修士課程,1988年には日本初の看護学博士後期課程を開設しました。本年4月には博士課程にDoctor of Nursing Practice(DNP)コースを開設します。看護を追究する熱意とパイオニア精神は,創立者の“Do your best, and it must be first class(最善を尽くせ,しかも一流であれ)”の言葉とともに,教職員と学生に受け継がれ本学の看護学教育と研究を方向づけています。
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