特集 DNP(Doctor of Nursing Practice)の可能性
DNP養成課程の紹介
国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科保健医療学専攻看護学分野管理実践看護学領域(DNPコース)
福井 トシ子
1
1国際医療福祉大学大学院
pp.779-780
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202752
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はじめに
看護職は,地域における健康づくりや療養支援の強化を推進することが求められている。しかしながら,医療提供体制における看護職の全体的な影響力を高めることなく,地域における健康づくりや療養支援を強化することは,困難な状況にあると言わざるを得ない状況にある。そのような折に,筆者はDNPコースで実装研究を行うという新たな研究枠組みを学ぶ機会を得ることができた。
看護職の役割を遂行し,地域における健康づくりや療養支援を一層推進するためには,管理実践する力,保健医療福祉政策として提言する力,発信する力,そしてリーダーシップが欠かせない。では,これらの力はどのようにして獲得していくことができるか。その解の1つが,DNPコースにおける実装研究プロジェクトだと考えた。
看護管理者等が博士号を持って管理実践を行える基盤を整えることは,地域における健康づくり・療養支援を行う上で期待される看護職の役割を担うことにつながる。
以下では,国際医療福祉大学(以下,本学)のDNPコースの特徴を紹介する。
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