特集 地域包括ケアにおける外来看護の標準化 重症化予防の観点からのアウトカム集積に向けて
PART1 システム化・標準化の先進事例
—【インタビュー】—米子市における介護予防の取り組み—医療・介護との連携を基盤に
小椋 善文
1
1米子市福祉保健部 フレイル対策推進課
pp.598-599
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202432
- 有料閲覧
- 文献概要
⦿リハビリテーション専門職を配置したフレイル対策推進課の設置
米子市は2006年から介護保険制度のもと,介護予防の強化に取り組んでいます。当初は福祉保健部の長寿社会課に,リハビリテーション専門職として作業療法士の私と理学療法士1人が配属され,介護予防の進展に向けて取り組んできました。介護予防の担当にフレイル対策担当の正規職員のリハビリテーション専門職が配置されるのは県内でもわずかで,米子市の強みと考えています。
2019年に介護予防事業の総合的推進のため,所管課は長寿社会課から健康対策課へ移管されました。そして2023年からはフレイル対策推進課が新設され,作業療法士,理学療法士各2人と,管理栄養士,保健師各1人で構成される専門職チームとしてフレイル対策および予防実践の推進事業を展開しています。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.