特集 地域包括ケアにおける外来看護の標準化 重症化予防の観点からのアウトカム集積に向けて
PART2 専門性の高い看護師によるアウトリーチの先進事例
—【実践報告】日本海総合病院の取り組み—地域全体の口腔ケアの質向上を,誤嚥性肺炎の予防につなげる—日本海ヘルスケアネット看護管理者ネットワークを基盤にした実践
中村 美穂
1,2
1山形県・酒田市病院機構 日本海総合病院
2酒田市立酒田看護専門学校 看護教務部
pp.600-605
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202433
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山形県の日本海側の酒田市に所在する地方独立行政法人 山形県・酒田市病院機構とその周辺にある病院・介護施設13法人は,地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」を立ち上げ運営している。2021年に参加法人の看護管理者が協働する場として「看護管理者ネットワーク会議」が発足した。本稿では同会議を運営基盤に取り組んだ,日本看護協会による看護の質向上に向けた実証事業について,事業を牽引した日本海総合病院,前・看護部長の中村氏が報告する。摂食嚥下障害看護認定看護師によるアウトリーチ活動により,地域全体の口腔ケアの質の標準化・質向上,ひいては誤嚥性肺炎の予防につなげる取り組みである。
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