特集 病棟チームの関係性をつむぎ直す コロナ禍における「組織の安全感」とは
—【実践報告】横須賀共済病院の取り組み—個人の心理的柔軟性と組織の安全感を高める実践—認知と行動の変容への働きかけを通して
河野 伸子
1
,
光定 博生
2
1国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 看護管理科
2国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 精神科
pp.294-298
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202363
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組織を構成する個人が,自分を大切に,そして他者も大切にできれば,より健全で望ましい変化や新しいことに挑戦できる組織になっていくであろう。横須賀共済病院では,コロナ禍における個人の心理的柔軟性と組織の安全性を高めるための実践として,精神看護専門看護師や精神科医師が中心となり,「アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)」およびプロセスモデル「プロソーシャル理論」を導入。職員の認知と行動の変容に働きかける試みを行っている。本稿では,同院の取り組みについて共有するとともに,これからの個人と組織の関係性について,筆者の立場から考察する。
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