代表値を理解しよう！

　最初に今回の学習内容である代表値に関する問題を解いてみましょう。

　自信を持って答えられましたか？　第5〜6回では，度数分布やヒストグラムを紹介しました。これらのグラフは，量的データの分布を調べる際に集団のばらつきや偏り具合（分布）といった全体的な特徴を視覚的に捉えることができます。今回紹介する「代表値」は，多くの数値の集まりである集団を1つの値で代表させるときに使います。集団のばらつきや偏りによって適切な代表値が異なります。よく使われる値に「平均値」がありますが，他にも「中央値」や「最頻値」があります。今回は，この3つの値について紹介します。