特集 【2号連続特集】どうする? どうなる? 2021年の継続教育計画 ウィズコロナ時代の人材育成を考える
—【実践報告】神戸大学医学部附属病院の取り組み 「集合」をせずに,「集合研修」を継続するために—WEB会議システムのメリットを最大限に活かす
ウイリアムソン 彰子
1
,
西田 郁子
2
,
神田 友規
2
1神戸大学医学部附属病院看護部
2神戸大学医学部附属病院看護部 看護実践・教育開発センター
pp.1080-1083
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201737
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COVID-19の継続教育への影響
2020年3月10日,緊急事態宣言の根拠となる新型インフルエンザ等対策特別措置法の改定案が閣議決定され,3月の感染状況によっては緊急事態宣言が発出されることが予測されました。神戸大学医学部附属病院(表1:以下,当院)は,その渦中で新採用者を受け入れ,全入職者オリエンテーションのための集合は中止されましたが,看護部では,最大限の感染対策を講じながら集合でのオリエンテーションを実施しました。
その後,4月7日に緊急事態宣言が発出され,関西圏においても感染拡大の傾向が加速したため,当院にもCOVID-19陽性患者の受け入れ要請がありました。防護具が十分確保できない状況の中で,未曾有の感染症への対応に追われる日々は,前線に出るスタッフはもとより,管理者にとっても大変なストレスがありました。
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