特集 今こそ再考したい事業継続計画(BCP) 地域医療とスタッフをどう護る?
—【実践報告】三重県立総合医療センターの取り組み—多職種によるBCP策定—バージョンアップに向けた課題と展望
木下 恭子
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1三重県立総合医療センター 事務局総務部総務課
pp.446-450
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201580
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基幹災害拠点病院である三重県立総合医療センターでは,約1年の準備期間を経て2016年に事業継続計画(BCP)を策定した。同センターのある四日市市では震度6強の南海トラフ地震の発生が想定されている。
策定から4年が経過し,同センターでは,BCPのバージョンアップに向けて院内研修会を実施した。そこで明らかになった現行BCPの課題を共有するとともに,事務職員の立場から多忙な多職種をつなぎ,実効性のあるBCPおよび災害対策の策定について考察する。
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