連載 特定行為研修を修了した看護師としての実践・9
周術期に必要とされる特定行為—患者に最善の医療を提供できる看護を目指す!
入野 虎義
1
1川崎幸病院看護部
pp.972-973
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201421
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特定行為を含む医療をより安全に提供するために
川崎幸病院(以下,当院)は神奈川県川崎市南部および横浜市北部の急性期医療を担う地域の中核病院として365日24時間「断らない救急」を実践しています。病床数は326床(一般277床,ICU24床,HCU25床)。手術室は10室あり,年間手術件数は5366件(2018年度)に上ります。手術件数の増加とともに,麻酔科医の負担増加も問題となっており,タスクシフト・タスクシェアを織り交ぜた働き方が求められています。
このような現状を踏まえ,私は「診療看護師(NP)としての麻酔科における補佐業務遂行の必要性」を重視し,術前診察から術中の麻酔管理・術後のケアに至るまで麻酔科医と協働することで,大学院NP養成課程を修了したNPならではのアドバンスドな看護を実践しています。
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