連載 特定行為研修を修了した看護師としての実践・8
特定行為研修を修了した感染管理認定看護師の役割の検討
小野寺 隆記
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1洛和会丸太町病院看護部
pp.872-873
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201393
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感染管理認定看護師として特定行為研修を受講したきっかけ
洛和会丸太町病院(以下,当院)は許可病床150床,7対1看護体制で,地域に根差した急性期医療を提供しています。筆者は2009年に感染管理の認定看護師資格を取得し,専従として院内感染対策に取り組んできました。
感染管理認定看護師の実践として,院内の感染症,耐性菌の発生状況の把握(サーベイランス)を中心に,組織横断的に介入・調整を行っていました。その役割の1つに抗菌薬適正使用推進があります。医師,薬剤師,検査技師と協働で取り組みますが,毎週のラウンドの中で感染症に関する知識が不足していることを実感しました。多職種とのディスカッションを深め,調整役としてのスキルを高めたいと考え,2017年9月に3区分(感染に係る薬剤投与関連,栄養に係るカテーテル管理関連[中心静脈カテーテル管理]関連,栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連)の特定行為研修を修了しました。
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