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特定行為研修を修了した感染管理認定看護師として,その専門性をさらに発揮させるために
金城 真一
1
1滋賀医科大学医学部附属病院看護部
pp.1036-1039
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201438
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はじめに
滋賀医科大学医学部附属病院(以下,当院)は,612床の特定機能病院であり,県内唯一の大学病院です。また,滋賀医科大学は国立大学として初めて,特定行為に係る看護師の研修制度(以下,特定行為研修)の指定研修機関として2016年度から特定行為研修を開講し,2019年度で4期目となりました。
地域の中核病院として,看護部は「あたたかい心で患者さんに満足していただける看護を提供します」を理念に,多様化する社会のニーズに対応できるリソースナースを多く育成しています。専門看護師は4分野7名,認定看護管理者は7名,認定看護師は12分野30名が院内外で活躍し,特定行為研修修了者も急性期や創傷,感染症といった領域で5名が活躍しています。また,2019年度は当院から6名の看護師が,特定行為研修を受講しています。
筆者は,血液浄化部の看護師長として部署の管理を行いながら,感染管理認定看護師(Certified Nurse Infection Control:CNIC)の資格を持った特定行為研修修了者として,「療養上の世話」を主眼に置いた「診療の補助」である特定行為を上手く融合させながら看護ケアを提供するとともに,特定行為研修修了者が院内で有機的に活動できる基盤の構築を行っています。
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