特集 「高齢者の治療選択」を支える 患者にとっての最善を見据えて
超高齢者や認知機能が低下した患者への急性期病院におけるケア・医療のあり方を考える
伊東 美緒
1
1東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム
pp.501-508
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200999
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近年,超高齢者や認知機能が低下した患者の急性期病院への入院が増えている。治療優先の価値観から,苦痛を最少限に留め,退院後の地域・在宅での生活を見据えた検査・治療,ケアの選択への転換が今,求められている。その選択を支援するのは看護師にほかならない。
本稿では,急性期病院における高齢者ケアの現実を分析・共有しながら,今後の倫理的なケア・支援のありようについて具体的に提言する。
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