特集 認知症ケアプロセスの可視化 「認知症ケア加算」がもたらした成果と展望
認知症ケア加算の診療報酬化までのプロセスを振り返る
亀井 智子
1,2,3
1聖路加国際大学大学院看護学研究科
2聖路加国際大学研究センターPCC実践開発研究部
3日本老年看護学会
pp.102-108
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200891
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2016年診療報酬改定に向けて日本老年看護学会は政策提言の一環として要望書を提出し,中央社会保険医療協議会(中医協)での審議を経て,「認知症ケア加算1・2」の新設へとつながった。本稿では,この認知症ケア加算の提案から診療報酬化までの委員会の取り組みを振り返るとともに,看護の現場と看護系学術団体との協働の仕組みを持つことが,高齢者看護の質的向上を図る上で重要であることを述べる。
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