特別記事
センサーと医療ビッグデータを活用した医療サービス分析システムの研究開発—業務分析から課題を抽出し改善につなげる
杉山 康彦
1
,
白水 麻子
2
,
中島 直樹
3
,
井上 創造
4
,
瀬高 香澄
5
,
前崎 元美
5
,
山本 明世
5
,
宮川 三希子
5
,
潮﨑 伸子
5
1株式会社シーイー・フォックス
2公立大学法人熊本県立大学
3国立大学法人九州大学
4国立大学法人九州工業大学
5独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)熊本総合病院
pp.658-667
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200763
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臨床現場の多忙さが増しており,業務改善を目的に業務量調査を行うことが少なくないが,現場主導で網羅的に業務を可視化・分析し,成果につなげることは容易ではない。本稿で紹介する産学連携の研究プロジェクトでは,センサーなどのIoT技術を活用し,全ての看護師が実施したケアの場所や時刻,所要時間を可視化することに成功している。その実際と成果に加え,後半では研究協力施設である独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)熊本総合病院での業務改善の成果と実感を座談会形式で紹介する。
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