特集 認知症を持つ患者の意思決定支援
—【実践報告】旭川医科大学病院の取り組み—ICU病棟における認知症を持つ患者への意思決定支援—救肢希望がかなわず下肢切断に至った事例を振り返る
清水 由美子
1
,
村上 閑香
1
1旭川医科大学病院看護部 ICUナースステーション
pp.471-475
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200719
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最重症の患者が短い日数で入退室するICUでは,一般病棟とは異なり,患者とコミュニケーションを図る時間が十分に確保できない現実がある。そのような中,看護師は常に苦悩しながら患者の意思決定支援に関わっている。
本稿では,ICUに在室していた3日間の関わり方が違えば「患者にとっての最善」が得られていたかもしれない,と課題を残した事例を振り返りながら,今後のICUにおける意思決定支援のあるべき姿について考察する。
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