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看護師等免許保持者の届出制度の活用に向けて
橋本 亜希子
1
,
田村 敦宏
1
,
重元 博道
1
1厚生労働省医政局看護課
pp.230-231
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200666
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看護師等免許保持者の届出の創設とその意義について
団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて,医療・介護サービスの需要の増大が予測される中,看護職員の確保は喫緊の課題となっています。こうした状況を受け,看護師等の人材確保の促進に関する法律(以下,看護師等人材確保法)の改正により,保健師・助産師・看護師・准看護師(以下,看護師等)の免許をお持ちの方がそれらの仕事に就いていない場合や離職した時に,氏名や住所等の連絡先を都道府県ナースセンター1)へ登録していただく「看護師等免許保持者の届出制度」が2015年10月より始まりました註)。
この届出制度は,都道府県ナースセンターが届出情報を活用して離職中の方とつながり,個々の事情やライフサイクル等に応じて相談に乗り,適切なタイミングで復職のための研修や無料の職業紹介等を行うことで,看護職員として再び活躍できるようにサポートすることを目指した仕組みです(表1)。
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