特集 2025年に伝えたい看護 医療の変革期を支えながら,未来につなげる新たなケアの創造を
日本赤十字社としての看護の役割と専門性—地域医療の変革期や被災地の暮らしを支え,その先につなげる
小森 和子
1
1日本赤十字社医療事業推進本部
pp.31-34
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200619
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日本赤十字社の責務
日本赤十字社(以下,日赤)は,全国に92病院(うち産院1)を有し,総病床数は約3万7000床,職員数は約5万7000人(うち看護職員は約3万7000人)である。病床規模は,700床以上の大規模病院から100床以下の病院までさまざまである。1951(昭和26)年には医療法に規定する「公的医療機関」に指定されており,赤十字の使命である災害医療に加えて,救急医療やへき地医療,高度医療など国の行う医療政策の一翼を担う責務も負っている(表)。
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