特集1 あなたの病院はどうしますか? 2016年診療報酬改定から考える自施設の役割
実践事例「診療報酬改定を受けて,私の病院はこうします」
—大和高田市立病院の取り組み—地域の急性期医療を担う立場で在宅療養支援を強化
飯尾 美和
1
1大和高田市立病院 看護局
pp.586-591
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200490
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基幹病院として地域の急性期医療を担う大和高田市立病院は,今回の改定を予測して,近隣の施設や行政機関と連携し,地域包括ケア病棟開設や在宅難病患者のレスパイト入院など,地域包括ケアシステム構築への参画と推進を図ってきた。さらに今改定を受けて,退院支援や在宅療養支援の強化のほか,厳しくなった「7対1入院基本料」施設基準への対応や,新設された「退院支援加算1」に関わる要件整備を行い,算定を可能にしている。地域に根差した現在までの取り組みの経緯や,その基盤となる考え方を紹介する。
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