レポート・訪問看護
地域病院としての訪問看護への取り組み—特定医療法人南大和病院の実践
池田 貞雄
1
,
吉田 史江
1
Sadao IKEDA
1
,
Fumie YOSHIDA
1
1特定医療法人社団新都市医療研究会君津会南大和病院
pp.585-587
発行日 1987年7月1日
Published Date 1987/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209099
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地域医療を病院開設の理念に掲げて,医療活動に従事している医師にとって,訪問看護は避けて通れない命題ではなかろうか.入院治療によって延命しえたADL自立困難な脳血管障害患者の予後について,主治医はどこまで責任を負うべきか,低酸素発作を繰り返す慢性呼吸不全患者(在宅酸素療法中)の通院治療をどうすべきか,高年齢老衰患者と悪性腫瘍末期患者のターミナルケアを入院治療とすべきかどうか,など地域の病院として訪問看護にかかわる問題は多い.ここでは,訪問看護を病院の一つのテーマとして取り上げ,従来からの入院治療に続いて継続医療,継続看護の完成を目指して試みてきた実践活動を報告したい.
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