連載 アーキテクチャー×マネジメント・82
虎の門病院
永井 豊彦
1
1佐藤総合計画 東京第3オフィス
pp.930-935
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211546
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■はじめに
虎の門病院は,東京・港区の虎ノ門二丁目地区再開発計画の一環として隣地に移転新築し,令和元(2019)年5月1日に開院し2年が経過した(図1).長い間この地で医療を支え続けた旧病院の建物は解体され,再開発事業の新たな業務棟が建設中であり,新たなまちづくりは進行中の段階である.
竣工当時は予想もしていなかった世界的な新型コロナによる感染症拡大の中,病院の運用に対し,建築がどう貢献できたのか.また,オリンピックの「大会指定病院」としての運用に対してはどうであったのか.
病院運営として率直なご意見を受けて病院建築のあり方をあらためて考えさせられた点に触れてみたい.
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