特集 「対話」が現場を変える! ファシリテーター型リーダーシップ
[座談会]スタッフと組織を元気にするためのファシリテーションの心得―主体性・当事者意識を高める対話の技術
浦山 絵里
1
,
中野 民夫
2
,
鈴木 まり子
3
1ひとづくり工房esuco
2同志社大学政策学部・大学院総合政策科学研究科ソーシャルイノベーションコース
3ビーネイチャースクール
pp.14-24
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102978
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患者・家族やスタッフの価値観の多様化が進むなかで,治療や療養の場の選択・意思決定支援,キャリア支援など,看護管理者が取り組むべき課題の幅と質も大きく変化しています。そのような状況下において,経験したことのない課題に直面したり,新しい価値の創出を迫られる場面も増加しているのではないでしょうか。
こうした中,看護管理者には質の高い対話を紡ぐ力が求められています。対話を通じて相手が大切にしている価値や経験を共有し,協働することで,よりよい看護や新たな価値の創造が可能になるでしょう。
この対話の質を高めるためのコミュニケーションスキルが「ファシリテーション」です。日々の会議やカンファレンスを効率的かつ実り多い内容にするためにも大いに役立つスキルです。
本座談会では,ファシリテーションとは何か,また看護管理者が,臨床や病棟マネジメントにおいてこのスキルをどのように活用できるのかについて,経験豊富な3人のファシリテーターに語っていただきました。
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