連載 自分をリーダーに育てる・2
リーダーは常に自分の行動を「内省」する
坂本 すが
1
1公益社団法人日本看護協会
pp.129
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102695
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看護界では長く,リフレクションの重要性が説かれてきた。リフレクションとは,日本語では「内省」と翻訳されている。看護におけるリフレクションとは,自らの職務で気づいたことや,自分の行動を振り返り,分析・評価して,もし今後同じような事態が生じたとき,よりよい行動を起こせるかを考えていくプロセスである。
看護職のリフレクションに多大な影響を与えたドナルド・ショーンは,著書『専門家の知恵─反省的実践家は行為しながら考える』(ゆみる出版,佐藤学・秋田喜代美訳)で,自分が無意識的に実践しているノウハウや知恵をもとに,先ほど述べたような意識的な内省を行なうことで,専門家が患者やクライアントの要望にあったサービスを提供できるとしている。
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