連載 看護と医療政策を考えるヒント・29
患者さん自身の行動改善を促すことが真のサポート
松村 啓史
1,2
1テルモ株式会社
2厚生労働省中央社会保険医療協議会
pp.920
発行日 2011年9月10日
Published Date 2011/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102206
- 販売していません
- 文献概要
高齢者の転倒事故は,骨粗鬆症などと相まって頸部大腿部骨折や頭部外傷を引き起こし,寝たきり,ひいては認知症につながる場合もあります。
東京都リハビリテーション病院の林泰史院長の研究によると高齢者転倒おいて男性では,21%が重症化(約8%の骨折を含む),女性では16%が重症化(10%の骨折を含む)するそうです。また不幸にも約14%が寝たきりになるそうです。そして,これらの医療費や介護費は9000億円以上にもなっています。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.