特集 ちょっと気楽に! みんなで支える臨床看護研究
豊島病院での看護研究の取り組みの概要
堤 福子
1
,
菊地 三代子
1
,
豊岡 恵
1
1東京都保健医療公社豊島病院
pp.773-775
発行日 2011年8月10日
Published Date 2011/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102158
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看護研究のねらい
臨床の現場で看護実践に関する疑問や問題点が生じたときに,科学的に看護を追究していく視点を養うことは重要である。そして,その結果を還元していくことが看護の質の向上につながり,よりよい看護実践ができると考える。しかし,日常,看護業務のなかにおいて,気づきを感じても研究的視点で取り組む機会が少ないのが現状である。
当院では,看護専門職としての質の向上を図り,「看護研究により,日々の業務の中にEBNに基づいた看護を見出すことができる」ことを目的に研修を企画している。看護研究を実践することで研究的視点,倫理的配慮を学び,専門職としての意識を高める。さらに,研究の成果を論文にまとめ,院内・外の学会に発表できることを目標としている。
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