増刊号特集1 東日本大震災への医療支援の記録
日本赤十字社の取り組みと被災地からの報告
発災3日目,冠水が続くなか24時間体制の救護活動を支援
渡邉 美佐子
1
1名古屋第一赤十字病院
pp.643-645
発行日 2011年7月26日
Published Date 2011/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102126
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
物資を調達しながら現地へ
東日本大震災の救護活動では,発災後3日目(14日)に名古屋第一赤十字病院の第2班救護班の看護師長として,宮城県の救護活動に参加しました。私たちの救護班は,班長である医師に加え,研修医1名と初めて救護に参加する小児科勤務の男性看護師がメンバーでした。
私は,過去に阪神・淡路大震災,新潟県中越地震,能登半島沖地震の救護活動に参加した経験はありますが,東北から関東におよぶ広範囲な地震・津波被害と原発事故の複合災害の救護活動は,予測できない状況が多く,貴重な経験となりました。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.