増刊号特集1 東日本大震災への医療支援の記録
日本赤十字社の取り組みと被災地からの報告
初動班は移動しながらより救護が必要な地域を探す―栗原市で情報収集し,気仙沼市を経て陸前高田市へ
山岡 ふき子
1
1秋田赤十字病院
pp.636-639
発行日 2011年7月26日
Published Date 2011/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102124
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2011(平成23)年3月11日午後2時46分頃,宮城県沖を震源とする震度6強の地震が発生した。秋田赤十字病院(以下,当院)では地震発生と同時に初動班1班(第1班,写真1),待機班1班(第2班,写真2)が出動準備を行なった。当院が常時救護活動できる救護班の数は9班。この救護班は,班長以下7名(医師1名,看護師長1名,看護師2名,薬剤師1名,主事2名)で編成している。
今回は,災害発生直後,急性期に対応できるように日赤DMATとして活動できる班員が,初動班として出動することになった(表1)。
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