特別記事
働き続けられる職場づくりを―労使の立場を超えた協働を
中野 千香子
1
1日本医療労働組合連合会
pp.562-567
発行日 2011年7月10日
Published Date 2011/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102099
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20代看護師2名の過労死事件を受け,2008(平成20)年末に「時間外勤務,夜勤・交代制勤務等緊急調査」を行なった日本看護協会は,月60時間を超える時間外勤務に従事する交代制勤務の看護職員が全国で2万人と推計し,23人に1人が過労死危険レベルにあると警鐘を鳴らしました。
改善の努力がはかられているにもかかわらず,超過勤務・長時間労働はなかなか改善しません。本稿では,日本医療労働組合連合会(以下,日本医労連)の調査結果から労働の実態を示し,社会保障の充実による働き続けられる環境の整備を提案します。
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