特集 看護管理と労働組合
労働組合から
労使で一致する課題は多々ある
吉津 佳代子
1
1日本医療労働組合連合会婦人部
pp.290-293
発行日 1993年9月15日
Published Date 1993/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900185
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看護業務検討へ看護婦の参加を
1992年6月に念願だった看護婦確保法が制定されましたが,看護婦不足はますます深刻になっており,退職していく看護婦は後を絶ちません.職場の労働条件は極限に達しています.
また,「患者ケア向上のために」というふれこみで,1993年6月には看護業務検討会報告書が出され,この内容を全国へ普及していくための予算もつけられました.しかし絶対的看護婦不足の現状では,「患者ケア向上」は看護婦の大幅増員が前提になければ,根本的な解決にはなりません.さらに女性を中心にした職場では,母性保護を中心にした労働条件の保障が必要なことは言うまでもありません.
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