特集1 高齢者看護の質向上に向けて
認知症ケア,地域連携の視点から
急性期病院における認知症高齢者ケアへの新風―リソースナースや法人グループの環境を活用し,認知症高齢者のもてる力を維持する
樋口 春美
1
,
丹野 久美子
1
,
若林 佐緒理
1
,
鈴木 真理子
2
1医療法人渓仁会手稲渓仁会病院 看護部
2医療法人渓仁会札幌西円山病院 看護部
pp.188-192
発行日 2011年3月10日
Published Date 2011/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101976
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はじめに
近年,さまざまな医療分野で地域連携が進み,切れ目のないつながりが強調されている。しかし,自分からサインが出せず自立して生活が営めない認知症をもつ人は,もっとも切れ目のない支援を必要とする人たちであるのに,その地域連携体制については多くの課題がある。あらためて,急性期における認知症高齢者ケア(高齢者に特化)の役割とは何か,また,地域連携の視点から今,何ができるのか実践を基に紐解いた内容を報告する。
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