特集 患者相談・クレーム対応の質向上をめざして――組織体制から考える院内コミュニケーション
[インタビュー]院内外の情報,患者が集まる“よろず相談所”―済生会兵庫県病院医療福祉事業室3年間の取り組み
清田 はるひ
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1済生会兵庫県病院 医療福祉事業室
pp.1060-1064
発行日 2010年11月10日
Published Date 2010/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101885
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済生会兵庫県病院は,神戸市北部に位置し,西宮市,三田市と接する279床の地域の中核病院である。2000(平成12)年に設置された地域連携室に患者相談,退院支援機能を複合し,2007(平成19)年に医療福祉事業室として再編。外来,訪問看護の経験を有する副看護部長を室長として配置し,病院と患者・地域をつなぐ拠点,“よろず相談所”として,院内外のさまざまな情報を集中させている。
同室には看護,MSW,事務,総勢5名の職種を配置し,日常的にチームで課題解決に取り組み,このなかに医療コンシェルジュや医療メディエーターの認定資格保有者が複数名いるなど,接遇,コミュニケーションの質を高め,患者サービスに大きく貢献している。
同院の小規模多機能な患者相談・支援の取り組みについて,同室長の清田はるひ氏にお話を伺った。(本誌編集室)
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