書評
『IVR看護ナビゲーション』
今井 祐子
1
1静岡県立静岡がんセンター 中央診療部
pp.1028
発行日 2010年10月10日
Published Date 2010/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101878
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タイトルに「看護」の文字が冠せられた初のIVR実践書
IVR看護の確立をめざす実践書の誕生
Interventional Radiology(IVR)は,X線透視像,血管造影像,超音波像,CT像を見ながら針やカテーテルを用いて外科手術なしで病気を治療する画期的,低侵襲的治療であり対象疾患や症状もさまざまである。
これまで,医師向けにはこの治療法についての多くの書籍が出版されてきた。看護師向けには心臓のIVRについて出版されている書籍は多い。しかし,IVR全般については,これまで医師向けのものに看護が追加記載される程度であった。IVR看護について系統的,実践的に書かれた本はほとんどなく,各病院独自でマニュアルを作るなどの取り組みを行なってきたのが現状だと思う。
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