増刊号特集 行動する看護師長 これからの臨床看護マネジメントの実践
―行動する看護師長のころ―データに基づいた看護要員配置とその管理―KNSから看護必要度の開発に関わって
田中 彰子
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1北里大学東病院看護部
pp.654-655
発行日 2009年7月26日
Published Date 2009/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101529
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看護の要員は誰がどうやって決めるのか ×月×日ある事例
8週間の産後休暇が終わるころ,人事担当副看護部長から電話があり,産休が明けたら,胸部外科・呼吸器内科病棟から乳児病棟に配置転換となることを知らされた。
25年前のことである。3月に復帰した。頭のなかは勤務表のことでいっぱいだった。人工呼吸器患児を集めたハイケアユニット8床とその他31床(個室,隔離室,観察室を含む)の39床の乳児病棟。チームナーシング。私は3月中旬に産休明けで異動したばかりだった。当時,婦長の私を含んで21名の人員だ。準夜4名,深夜4名,早出1名,遅出1名,日勤7名+婦長1名が必要だった。当然,臨床実習指導者も受け持ち患者をもつ。さらに,ここからベテラン4名が退職し,4月に新人が4名来るという。主任はいない。
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