増刊号特集 行動する看護師長 これからの臨床看護マネジメントの実践
―制度を知りチャレンジする―診療報酬の仕組みと看護師長に求められること
岩澤 和子
1
1厚生労働省看護研修研究センター
pp.599-601
発行日 2009年7月26日
Published Date 2009/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101521
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医療制度改革の流れのなかで
入院看護サービスを評価する点数としての「看護料」は,2000(平成12)年度診療報酬改定において医学管理,療養環境の提供と併せて,入院医療の実施体制や機能を総合的に評価する「入院基本料」に包括されたのであるが,この改定は当時「抜本改革の第一歩」と位置づけられていたことを読者は覚えておられるだろうか。
入院基本料の考え方は,1997(平成9)年当時の与党医療保険制度改革協議会から出された「21世紀の国民医療」と題する医療保険制度抜本改革案について,具体的に審議する医療保険福祉審議会のもとに設置された「診療報酬体系見直し作業委員会」で検討されたものであった。
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