特集 eラーニングで看護の質をどう確保するか
―済生会吹田病院のeラーニングと融合したナースバンクシステム「くわいプロジェクト」(2)―eラーニングで何ができるか?済生会吹田病院向けのコンテンツから
喜多 敏博
1,2
,
古田 雅俊
3
1熊本大学eラーニング推進機構
2熊本大学大学院教授システム学専攻
3聖マリア学院大学看護学部
pp.155-160
発行日 2009年3月10日
Published Date 2009/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101422
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はじめに
筆者は熊本大学eラーニング推進機構に所属し,また,教授システム学専攻の教員としてeラーニング活用の研究も行なっています。今回,広島大学大学院の中島美津子氏らが済生会吹田病院(以下,吹田病院)で人材バンクシステムを構築する際に,eラーニングを組み込んだナースバンクを計画しているとの連絡を受け,吹田病院での導入可能な条件を勘案し,短時間・短期間看護職向けの教育支援コンテンツを含むeラーニングを開発することになりました(図1)。本稿では開発した「くわいプロジェクト」(本号146頁参照)のeラーニングのコンテンツも交え,eラーニングで何ができるのかを考えてみたいと思います。
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