NAレポート
2008未来教育プロジェクト全国大会 「意志ある学び―未来教育」
本誌編集室
pp.961
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101339
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去る8月9日,神奈川県横浜市のワークピア横浜にて「未来教育プロジェクト全国大会」が開催された。全国から看護師,看護学生,小,中,高校教諭などが参加し,ポートフォリオを活用した「意思ある学び」を実現する手法について,未来教育プロジェクトの提唱者であり実践の第一人者でもある鈴木敏恵氏が「コンピテンシーを実現するプロジェクト学習」と題して講演を行なった。テーマには,自己成長に不可欠なリフレクション,FD(ファカルティ・ディべロップメント),教育者の教育能力向上,学生が意欲的に学び考える授業,が選ばれ参加者による実践例の発表も行なわれた。
講演では,まず未来教育プロジェクト学習自体についての説明を皮切りに,その際に活用するポートフォリオとプロジェクト学習の関係,プロジェクト学習の各段階別に設けられた「基本フェーズ」とそこでの「身につく力」,ポートフォリオの効果と価値,プロジェクト手法による課題発見と課題解決の手順,「未来教育プロジェクト学習」と従来からの「問題基盤型学習」の違い,ポートフォリオの再構築と3つの種類,プロジェクト手法による課題発見と解決の手順などを解説。
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