特集 地域医療を守る「10対1」病院は何をめざすか
組織の継続のために変革に立ち向かう―地域医療の質を向上させる役割を担って
田地 直子
1
1厚生中央病院看護部
pp.844-848
発行日 2008年9月10日
Published Date 2008/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101306
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病院は公的社会資本
厚生中央病院(以下,当院)は,全国土木建築国民健康保険組合の病院として,1959(昭和34)年5月に創立され,1992(平成4)年6月に現在の病院に移転しました。病院理念にあるように,被保険者ならびに地域の人々の健康と福祉に貢献することを使命とし,急性期病院として運営されています。
「病院は公的社会資本である」という院長の信念のもと,診療部をはじめ,看護部その他全職員が「患者さんから選ばれる病院」「職員が安心と誇りを持って働ける病院」を目標に,安全で質の高い,効率的な医療の提供をめざしている病院です。看護部においては,「人を大切にする心」「専門職としての責任」を理念とし,チーム医療の中心的職種であることを自覚した組織づくりをめざしています。
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