連載 スクラブ・ナース 3年生・36
NPの仕事―看護モデルは忘れて
鈴木 美穂
pp.414
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101206
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「看護モデルは忘れて」。これがナースプラクティショナー(NP)養成課程を受講しはじめたときにまず,教授から言われたことである。
「看護の教科書は捨ててもかまわない。これからはNPの教科書あるいは医学書を参考にするように」と言われ,指定されたとおりNPの教科書を買ってきた。しかし,初めのうちはプライマリケア総論や健康教育などだったので,授業も教科書の内容もあまり看護との違いは感じられず,また少し進んで薬物治療学で治療薬の選択基準などを学んでも,RN(Registered Nurse)として臨床現場で遭遇する治療の裏づけとなる体系的な知識・理解になったものの,「看護モデルは忘れて」の意味はいまひとつピンと来ていなかった。
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