特集 新人教育担当者の支援に向けて
「新人看護職員と新人教育担当者に教育的支援をする研修会」の成果 早期離職を防止するための神奈川県の試み
学び合う経験の場としての研修プログラムの枠組みと背景―コーディネーターの立場から
村島 さい子
1
,
屋宜 譜美子
1
1(仮)湘南徳洲大学準備室
pp.354-359
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101193
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はじめに
神奈川県保健福祉部より,「新人看護職員と新人教育担当者に教育的支援をする研修会」(以下,本研修会)におけるコーディネーターの依頼を受けたとき,実践の場でプロがプロを育てる仕組みづくりのひとつの提案として,興味をもった。人が人を育てるだけでなく,組織として人の成長をバックアップする構造が考えられていると感じたからである。
研修会参加者が,「新人看護師」「新人を初めて教育する教育担当者」「新人教育の経験者(講師)」「施設の看護教育担当者・基礎教育の経験者(ファシリテーター)」などで構成されることから,どのような学びが起こるのか,期待した。同時に,このような研修は初めてであり,担当者とともに手探りでの研修内容の設定が始まった。
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