特集 大学における地域看護教育—臨地実習を中心に
[座談会]大卒新人の意見
田村 加代子
1
,
山本 真由美
2
,
岩松 美樹
3
,
徳永 久美子
4
1横浜市栄区保健所
2横浜市金沢区保健所
3横浜市金沢区福祉保健サービス課
4横浜市青葉区保健所
pp.276-285
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902168
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どうして保健婦を選んだのか
田村 きょうは,4年制大学を出て横浜に就職して1年目,2年目,3年目の3人の方に来ていただきました。いま4年制大学がどんどんできていますが,横浜でも4年制大学卒の方がかなり就職されています。私たち現場でも4年制大学でどういうことを習ってきているのか気になっていますし,皆さんがどういう形でこれから職場の中で実力を発揮してくださるのかという期待もあります。きょうは特に,職場のことよりも大学に焦点をあてて,大学でいろいろ学んだことが職場の中でどう生かされているか,あるいは今,戸惑っていて,もっと大学で学べたらよかったというようなことを話していただきたいと思っています。では最初に自己紹介と,ご自分の出られた大学についてご紹介ください。3年目の山本さんからお願いします。
山本 私はいまは金沢区役所の保健所に勤めてます。就職して1,2年目は金沢区の福祉保健サービス課で,保健所に異動して1年になります。兵庫県立看護大学出身で,私は1期生でした。単科大学で看護科は100人です。編入生を入れると110人です。
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