連載 感染管理・業務改善 SUCCESS FILE・8
実働をめざすリンクナースの組織化
藤田 昌久
1
1日本医科大学付属病院看護部
pp.930-933
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100942
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何が問題だったか
組織を挙げて取り組む必要性
施設内の感染管理組織がいかに有機的に機能するかは,感染管理に携わる者としては常に課題であり,また願いでもある。
当院の感染管理については,衛生委員会の中にある2つの部会がそれぞれ協働し,病院感染対策を担ってきた。しかし,病床数1000床を上回る当院の規模から考えると,管理上の問題点の抽出や前向きな介入,相談機能など,現場の感染管理上の問題に関して能動的に取り組んでいくには,いくつかの障壁があった。このため,感染管理に関わる人材の確保,現場に関わる実働組織の設置など,病院としての取り組みが必要であった。
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