現場から 活動レポート
感染予防をめざす「リンクナースの会」3年間のまとめ
栗田 朝子
1
1佐久総合病院看護部・リンクナースの会
pp.390-392
発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903948
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はじめに
当院では1997年4月,ICD/ICN(Infection control doctor/nurse)が各1名任命され,組織機構上に位置付けられ,院内感染予防に向けての組織的な取り組み姿勢が明確になった.98年4月には,感染対策ナースの会(2000年にリンクナースの会と名称変更.以下,リンクナースの会という)が発足し,病院組織では院内感染対策小委員会の下に(図),看護部では教育担当の部門として位置づけられた.
リンクナースの会の目的は,看護職の立場から,各職場の連携を密にして院内感染対策を強化することである.同時に,各職場へ院内感染予防および感染発生時の対応・対策について教育・啓蒙を行なうことも役割とされた.メンバーは院内の各病棟,外来,健康管理部,ドック,老健施設,などから選出された看護職によって構成され,副総婦長が兼任するICNがトップの任にあたり,ICDはコンサルトの役目をとる.
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