敢えて言いたい 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    倫理的な問題を医師と話し合えますか?
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                白浜 雅司
                                            
                                            1,2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                  1三瀬村国民健康保険診療所
                
                
                  2佐賀医科大学
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.833
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2003年10月10日
                  Published Date 2003/10/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100922
                
                - 販売していません
- 文献概要
私は,臨床倫理という,延命治療,悪い知らせの伝え方,医療ミスの開示など,日常臨床における倫理的な問題の教育を始めているが,最近,看護研修の講師依頼が増えている。「私は看護師ではないので,看護師に特有の看護倫理の話はできない。多職種の方が参加する臨床倫理の勉強会ならお引き受けしますが」と返事をすると,「まだ私たちは勉強不足で,医師と一緒に討論する準備ができていないので,まず看護師だけの勉強会を」と答えられる。
ただ,倫理を勉強して,看護師だけで解決できる問題がどれくらいあるのだろう。看護師が最も不満を抱いているのは,倫理問題に対する医師の無理解のような気がする。私は今の状況で看護師の目が倫理的な問題に開かれても,結局は患者と医師の板挟みになって苦しむ状況が増えるだけではなかろうかと危惧している。
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