特集 大卒看護師をどう活用し育成するか
看護系大学を卒業した看護職者の活用・育成に対する看護管理者の意識に関する調査から
(3)看護師長が期待する役割と育成・活用に関して取り組みたいこと
湯浅 美千代
1
,
酒井 郁子
2
,
佐藤 まゆみ
3
,
大室 律子
4
,
佐藤 禮子
3
1前千葉大学看護学部
2千葉大学大学院看護学研究科看護システム管理学
3千葉大学看護学部
4千葉大学看護学部附属看護実践研究指導センター
pp.523-527
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100862
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はじめに
われわれは,看護系大学を卒業した看護職者(以下,看護系大卒者)を現場の看護管理者たちがどうとらえ,どう育て,どう活用したいと思っているかを調査した。調査の方法や主な結果については,本特集の調査趣旨ならびに酒井論文(515~522ページ)を参照していただき,本稿では,看護師長(以下,師長)が看護系大卒者に期待する役割と育成・活用に関して,今後,取り組みたいと考えていることについて,調査対象者に求めた自由記述の分析結果に考察を加えて報告する。
自由記述は,それぞれ類似した内容ごとに分類し,カテゴリー化した。さまざまな意見をまとめることで,看護系大卒者について師長がどのような範囲で認識しているか,師長の全体としての傾向をつかむことを意図した。
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