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在院日数と職員1人あたり患者数は,高齢患者の再入院リスクに影響するか?―ノルウェーの病院の全国規模研究
Do hospital length of stay and staffing ratio affect elderly patients' risk of readmission?: A nation-wide study of Norwegian hospitals.
武村 雪絵
1
,
菅田 勝也
1
Torhild Heggestad
1東京大学大学院医学系研究科・看護管理学分野
pp.476-477
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100852
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近年,病院では生産性やコスト抑制が重視されるようになった。しかし,それが患者に有害な結果をもたらしていないだろうか。本研究では,平均在院日数や職員1人あたりの患者数といった病院の運営状況と,予定外の再入院という患者のアウトカムとの関連を分析する。
方法
ノルウェーの一般急性期病院,全59施設に1996年度に1日以上入院した67歳以上の患者を,全国退院患者データベースから抽出した。ただし,精神科,リハビリテーション科,眼科,耳鼻咽喉科に入院した者,1回目の入院中に死亡した者,いつでも再入院できるようにしておくのが一般的ながん患者は対象から除外した。ノルウェーでは,同一病院に再入院する比率が非常に高いため,本研究では,患者が年度内に同一病院に緊急で再入院した場合を「予定外再入院」とみなした。
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