モニターレポート
岐阜県高山市で産業医の研修会ひらかる
pp.315
発行日 1968年8月15日
Published Date 1968/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203723
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事業所の嘱託になっている産業衛生管理の医師を対象にした"産業医実地研修会"が,6月13日午後2時から,岐阜県高山市名田町の飛弾産業株式会社で開かれた。岐阜県医師会の主催で,飛弾地方1市3郡から産業医など約60名が出席した。労基法の労働安全衛生規則によると,工業・運輸など従業員30名以上の事業所・商業・会社など従業員50名以上の事業所では,衛生管理の医師をおく規則になっている。この産業医は,定期に従業員の健康診断や職場環境衛生の指導をすることになっているが,ほとんど実施されず,単に医師の名前だけを労基署に届けるだけの事業所が多い。
こうした傾向は全国的にみられるので,県医師会は各県にさきがけ,この制度の活用に乗り出すことにした。まず産業医部会を設置,専門外の医師でも産業医学を知って,料金のとれる管理医になろうと,5ブロックごとに実地研修会を開くことにした。
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