連載 感染管理・業務改善 SUCCESS FILE・2
清掃状況の改善と維持
奥 直子
1
1北海道大学医学部附属病院感染管理室・看護部
pp.141-145
発行日 2003年2月10日
Published Date 2003/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100788
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当院では,1981(昭和56)年に院内感染対策委員会が設置され,その下部機関の各種専門委員会がマニュアルを作成したり,1996(平成8)年には看護部も感染対策看護部委員会を設置するなど,院内・看護部内の感染対策の充実に努めてきた。2000(平成12)年の診療報酬改定を受け,2001(平成13)年から院内感染防止のための調査・研究および対策を迅速かつ機動的に行なう要として,ICT(Infection Control Team)を立ち上げた。それと同時に,ICTとリンクして各所属部署の感染対策を実践する責任者として,感染対策マネージャー(ICM)を任命した。
ICTは,教官,看護師(感染管理認定看護師を含む),臨床検査技師,薬剤師,栄養士,事務職員(清掃・医療廃棄物担当掛長など)の11名で構成されている。ICMは,各診療科の医師,看護師各1名の他,中央診療部門,薬剤部,事務部など総勢75名から成り,月1回定期に感染対策マネージャー連絡会議を開催している。
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